珈琲時光
平日の朝はコーヒータイムもせわしない。ミルで豆を挽いて、湯を沸かし、ペーパードリップ。蒸らし時間はほぼ無し。ここで時間を節約。コーヒーメーカーで入れたらとか、インスタントで済ませたりとかは自分のスタイルじゃないんですの毎日。
週末はゆっくりコーヒータイム。といっても蒸らし時間が15秒増えるだけなのですが…
されど15秒。写真の世界に引き直してみると凄いボリュームなんです。スナップ中心で1/250秒や1/1000秒を多用しているので、どれだけのショットになるのやら。
でも撮影日でもそんなたくさん撮らないですよね。逆に言えば、どれだけの時間を撮らずに過ごし、撮ったものは何かしら意味があるということ。意識的に自分が狙ったショットもあるし、無意識的に自分が撮りたいものが写ってることもある。瞬間の判断ですから…
無意識を含んだ自己を刻印していく写真。それならフィルムはアドバンテージが有ると思います。フィルムの物質性。その写真を単なる画像としてではなく触れ得るものにできること。膜面は触っちゃダメですが。
もう一つのくつろぎは映画。今日は、『珈琲時光』を堪能しました。ホウシャオシェン監督作品。小津安二郎へのオマージュとして創られたこの映画は、優しい時間を運んでくれます。