鳥、なかでも烏(カラス)は都市部では評判が悪い。日常のゴミ出しでも防御ネットをきちんと掛けておかないと自治体の回収車が来るまでに荒らされてしまったりする。

ただ、烏は知能の高い鳥らしく、人のちょっとしたミス、例えばネットを不十分にしか掛けていないことを見逃さない。生きているものは過酷な生存競争に身を置いているのだな。

 

烏は写真的には著名な被写体です。『鴉(からす)』(深瀬昌久)に登場するおどろおどろしい闇夜の鴉は見る者の心に強く迫ってきます。

カラスは烏とも鴉とも書く。おどろおどろしさは鴉の方が強いかなぁ…。漢字は難しいです。

 

真夏の昼下がり、城壁の上で翼を休め、何かを見つめる一羽のカラス。

そこに見えてくるものは何なのでしょうか?

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Rollei RETRO 400S , Nippon Kogaku Nikkor-O Auto 35mm