こんな密なら許される⁉︎
コロナ禍以前なら“密”といえばどこかちょっと背徳の香りがしてドキドキする感じが良かったのだけれど。 例えば、秘密、密会、密着、内密 などなど。
今は、三密(密閉、密集、密接)のネガティブイメージに萎えてしまいがち。
密の良いイメージを取り戻せ!
そこで、フィルムのお話を。
フィルムカメラといえども1980年代以降の機種になると、自動巻き上げ機能はごく一般的になるので、撮影ロールのコマ間は均等なのが普通の姿です。
手巻きの場合は、巻き上げレバーの操作のタイミングなどによって、コマ間が不揃いになってしまったり、くっついたように記録されてしまいます。
いわばコマ同士が密の状態になってしまうと言える気がします。別々の瞬間を描写したものが、同時の時空であるかのような錯覚を呼び起こす一体のフィルム原板の生成。
意図して加工したものでないものができちゃうのが、アナログたるフィルムの面白さだとも思います。