覆われたモノへの関心
コロナ禍で加速された習慣、それはマスク着用。
マスク、英語ではmaskは動詞としては覆うという行為を意味している。
あまりにも覆われたものが溢れたせいかどうか、ついつい周りにある色々な覆われたモノの奥に興味が湧いてしまいます。
きっと、覆いを取り去れば大した驚きもないさざ波のような失望を感じることばかりなのでしょう。仕掛けのない手品と言えば良いのでしょうか?
でも、そんなくだらないことを考えたくなるほど、疲れることも多い。紛らわせてくれるものを求めたくなる今日この頃…。
ZEISSの特色であるTコーティングのまだなされていない戦前のSonnar。それでも、自分には心地よいフィルムを作ってくれます。
歴史の流れの揺り籠に揺られて心地よく過ごす切符を持ったような気分になれるのがオールドレンズの良いところです。