ノスタルジー TRAIN
言葉を喋り出す年頃まで住んでいたのは堺の海の潮風が届く住宅地だったといつだったか親に聞きました。
その頃にも走っていた路面電車、車両は進化していますが、今も存在しています。
のんびりした雰囲気を醸し出す単線、枕木のない路面電車、ノスタルジーを感じさせる装置と言えるかもしれません。
あまりにも唐突な環境変化を巻き起こす危険性を有する新型コロナウィルスの感染拡大。それに伴って、ノスタルジーを感じさせるような、ずっと続いているような依り処となる何かに目が行くことが多くなった気がします。
そもそもフィルムで撮影していること自体、ノスタルジー寄りの姿勢かもしれませんが、これは嗜好の問題なのでやめられません。記録ということならば、デジタルに全く躊躇いはないんですけれども…。