業(ごう)と行(ぎょう)

ベルトルッチはもういなかったんだ。イタリアでのコロナの猛威のニュースでその安否が一瞬脳裏をよぎったがすぐに打ち消した。ベルトルッチは1年以上も前に亡くなっている。芸術家の凄いところは作品があるためかいつでも生きているような感覚を喚起させると…

櫻吹雪の誘惑

昨日東京では桜の開花が発表された。それなのに雪が降るという。未知のウィルスに人々の不安感が高まっているときに気象までが同調するかのよう。 行動は冷静に、手洗いしっかり、人混みは避け、終息に向けて頑張るしかない。 シュールな状況に耐性を獲得す…

珈琲時光

平日の朝はコーヒータイムもせわしない。ミルで豆を挽いて、湯を沸かし、ペーパードリップ。蒸らし時間はほぼ無し。ここで時間を節約。コーヒーメーカーで入れたらとか、インスタントで済ませたりとかは自分のスタイルじゃないんですの毎日。 週末はゆっくり…

無防備都市

イタリアが大変なことになっているみたい。ファッショナブルで、グルメで、人生を謳歌することに長けているあのイタリアが。 『無防備都市』では戦時下の闘いだったけれど、2020年の闘いは見えない生命でもないものとの戦いという困難がある。 お家に帰って…

光に包まれる麗しさと怖さ

「見つかった?」「何が?」「永遠が。」 昨日も言及したゴダール作品の最後の場面でアンナカリーナとジャンポールベルモンドの間で交わされる会話。その光に包まれた画面で会話する二人は既に「永遠」の領域に踏み込んでしまっています。永遠というのは人間…

ノスタルジー

無性に使いたくなるフィルムがある。 でも、今となっては叶わない願いになってしまいました。 コダクローム。10年ほど前に最後の現像が締め切られそれっきり。 その地味派手ななんとも言えない色調がふと懐かしくなりました。 Kodak KM Ai Zoom Nikkor 25-50…

閏年の思い出

今週のお題「うるう年」 以前の閏年に撮った写真を思い出してみる。2008年なので12年経ってしまいましたが、あの時もフィルムが好きだったなあという記憶が蘇る。クロス現像や魚眼レンズで遊んでいました、懐かしい。 FUJI RHPⅢ fisheye Nikkor 16mm 原板 ク…

閏年に始めることができて

フィルムでの撮影を続けていこうと決意した2020年。 今日は4年に1度の2月29日。モチベーションを昂めるのに良い日の気がします。 今週のお題は「うるう年」、皆んなが注目する1日なのですね! Kodak EPP ais50mm