Before…After
東京であれば東京駅だとか、大阪であれば中之島公会堂だとか、煉瓦造りの建造物を見ると何か落ち着く気がします。それは煉瓦の効用なのか、それともその建造物が背負っている歴史の重厚感なのか…。
それを創った時点でどれだけの未来を見つめて図面が引かれ、様々な労力を投下して現実の姿となったのか。時間というある意味残酷な淘汰の力に屈することなく今ここにある存在として私たちに迫ってくる感じ…。
今、MIRAIZA大阪城として運営されている歴史的建造物。煉瓦造りからタイルへの過渡期の建材とされるスクラッチタイルが使われていて、これも歴史の重みを感じさせます。明治村に一部が残る帝国ホテル旧本館(ライト館)などとも共通のイメージ。
人が利用する場所として建造されたものでありながら、扉が閉ざされていた時期がありました。
やっぱり、良いものは良い。それを活用できる世界がいいですね。
今日の大阪は暖かい日差しに包まれていたので、それが気分にもいい影響を与えてくれた気がします。