今日は終戦の日

1945年に日本にとっての第二次世界大戦は終わりを迎えた。今は2020年、75年の時間が流れている。その75年の年月の中で、たくさんの消えていったものがあるだろう。けれど、今も残っているものも数多くあるはずだ。

Contaxを造っていたツァイス・イコンも戦後処理の流れの中で、東西ドイツに分断されてしまった。1949年、Contax Sが東側ドレスデンで販売開始される。ミラーレスが主流になるまでは、カメラと言えば一眼レフが当たり前の存在だったが、その一眼レフの初期時代のものに当たる(例えば、ニコンFの登場は1959年)。

 

そのContax S用のレンズとして用意されていたのが、アルミのM42マウントレンズの一群です。今、手元にある所謂白鏡胴のTessar 50mmもその年月の積み重なりに耐えてきたものです。自動絞りではない点が不便と言えば言えるけれど、充分使えます。ヘリコイドの滑らかさや鏡胴の金属感はむしろ感動的で、技術の進んだはずの現代の製品の方が、その質感について劣っている物が多いくらいというのが素直な感想。

Tessar自身もレンズの歴史に登場する著名な構成で、なんだかんだ言っても結局良いものは基本的なものなのかなと感じます。

 

それにしても今年の夏の暑さは凄まじいものがある! 去年と違ってマスクをしたりすることも、影響しているとは思いますが、それだけではないはず…。

水分を取りすぎるとお腹はチャポチャポで大変デス。

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Rollei RETRO 400S , Carl Zeiss Tessar 50mm